パニック障害について
2017年09月09日
パニック障害
パニック障害
今回はパニック障害について書いていきます。
パニック障害とは突然来る激しい動機や発汗、頻脈(脈拍が異常に多い状態)、ふるえ、息苦しさ、胸部の不快感、めまい、腹部の違和感などといった症状を30分~1時間以内起こってしまう症状のことを言います。
また症状が出ていない際に、血液検査、心電図を検査しても異常が出ないことも分かっています。
その結果病院に行っても、異常はありませんと言われることが多いそうです。
日本では100人に1人がかかると言われている症状です。
パニック障害の要因
恐怖や不安の際に放出される神経伝達物質「ノルアドレナリン」と、興奮などを抑える神経伝達物質「セロトニン」が関わってきていると言われます。
このノルアドレナリンが過剰に分泌されている、もしくはセロトニンが不足したり、レセプターが不足しているためと言われています。
1予期不安
何回か繰り返すうちに、また発作を起こしたらどうしよう、というパニック発作に対する強い恐怖感や不安感が生まれてくる。
2広場(外出)恐怖
逃げ場のない場所でのパニック発作や、また発作を他人や大勢の人に見られることの、恥ずかしさ、不安、恐怖を生み外出を控えたり、外に出にくくなります。
この様な方は要注意です。
1心臓がどきどきしたり、脈拍が増加する
2手のひらや、全身に汗をかく
3身体や手足が震える
4息切れ、息苦しさを感じる
5のどが詰まった感じがする
6胸の違和感、痛み、不快感がある
7吐き気、腹部の不快感がある
8めまい、ふらつき、気が遠くなる様なときがある
9現実感が無くなり、自分が自分で無くなる時がある
10自分をコントロールできなくなる不安、気が狂う恐怖感に襲われる
11死んでしまうという恐怖
12体の一部のシビレ、うずきがある
13冷たい感じや、ほてった感じがある
この中に4つ以上当てはまる方は要注意です(あくまでも目安にしてくださいね!!)。
パニック障害になり易いと言われている方
・漠然とした不安を抱えたり、日常生活の事柄を過剰に心配する
・事故、災害、家族の不幸、暴力などの体験で心に傷を負ったことで発症。夢でうなされたり、恐ろしい場面を繰り返し思い出したり神経過敏や不眠などなる
・家の鍵をかけたか、窓を閉めたか何度も気になる
・パニック発作が起きることを心配しその場所に行けない
・人前に出たり、対人関係が怖い、赤面症 ・特定の事柄に恐怖、高所恐怖症、閉所恐怖症など うつ病を併発してしまうことも・・・
・アルコール依存所になりやすい 日常生活での予防 ・食生活の改善 ジャンクフード、糖分の摂り過ぎには注意。栄養のバランスを考え、規則正しい食事を心がけましょう
・規則正しい生活 睡眠不足、疲労、かぜ、二日酔いに注意しましょう
・軽い運動 乳酸を溜めないように、1日15分以上は散歩など適度な運動を行う
・自律神経を整える 好きな音楽を聴いたり、自分の趣味を程よく行いストレスをためないようにしましょう
・飲酒、喫煙、カフェイン 飲みすぎ、吸い過ぎに注意しましょう 家族の人はどのように接するの?
・まず、病気についてしっかりとした理解をしてあげてください。身体に異常はないが、仮病、気の持ちようで治るものではないのです。
・発作が起きても慌てず「すぐに良くなるよ」と背中をさすってあげてください。
・なるべく、外出時にはサポートをしてあげてください。
・うつ病も併発することを知っておいてください。
この様に、「パニック障害」は病院の検査ではっきりとは数値などで出てきません。それゆえ、見逃しやすい症例の1つです。
もし少しでも気になる方は、専門医に診てもらう、もしくは当院にご相談ください。 当院では三重県でも数少ない自律神経整体を行っております。 無料カウンセリングも行っておりますので、お気軽にご連絡ください。 スタッフ一同心よりお待ちしております。