成人スティル病
2018年07月07日
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成人スチル病
成人スチル(スティルス)病とは
子供にも発症するスチル病によく似た症状を示します。
その大人バージョンが、成人スチル(スティルス)病といわれます。
膠原病の中に含まれていますが、リウマチ因子や、抗核抗体などの自己抗体は陰性で、自己炎症性疾患の呼ばれるものに含まれる可能性が高いです。
症状
リウマチの因子は陰性を示し、慢性の関節炎が起こり、午前中は平熱を保つものの、夕方からは」40°の熱が出てしまい、かゆみの起きないピンク色の皮疹が起きます。
主に関節炎、皮疹、高熱が起き、のどの痛み、リンパ節の腫れ、肝臓・脾臓が大きくなったりします。
そのため薬やアレルギーに過剰に反応をしたりします。
血液検査の所見では炎症反応高値、白血球増加、肝臓機能障害などが見られます。 この病気の検査所見の特徴としてフェリチン増加が診られます。
このフェリチンは血液中の鉄の貯蔵状態を示すものだが、白血球の一部のマクロファージが暴れて炎症を起こしている時に数字が上がることがわかっています。
合併症もあり、胸膜症・心膜症・間質性肺炎などを起こすこともあります。
低確率ではありますが、重篤な合併症もみられます。
大量の炎症性サイトカインにより強い炎症反応も出すこともあります。
患者さんの治療経過
はじめて来院された際の症状は 首の痛み、肩こり、右肩甲骨の痛み、腰痛、むくみ、ダルさ(倦怠感)、食欲不振、前腕部の痛み(伸筋群)
1~2診目 原因 尿酸、鉄、青酸カリ(梅干しが好きでたくさん食べるとのこと)、アクリル、膵臓の弱体化、アルファー波(脳波) 治療 波動にて施術 結果 肩甲骨の痛み、腰痛完全消失、首コリ、肩こり4割残る
3~4診目 原因 肝臓代謝産物、会社でのトラウマ、牛肉(アレルギー)、チャクラ1・7、パッチフラワー 治療 波動、矯正にて施術 結果 むくみ、ダルさ(倦怠感)残存するも、痛みの症状は完全消失
5診目 原因 ドーパミン、甲状腺刺激ホルモン(下垂体前葉)、体内PH(酸性)、インナーチャイルド(RX-FORCE) 治療 波動にて施術、予防法も指導 結果 ステロイドの薬を服用していたが、数値・症状が安定したため薬の量が減り、安定中。
原因
原因は様々あり、原因不明とまで言われています。
でも何かの原因がないと起こりません。 ストレス、過去の感情の抑圧、食生活、睡眠の質、運動不足などたくさんの原因が見受けられます。
今回の患者さんも原因はありましたし、実際改善すれば数値・症状も安定します。
ステロイド剤の副作用
当然痛みが強かったり、症状がひどいとステロイドを服用します。
でもその副作用もしっかり覚えていてください。
骨粗しょう症、感染症、糖尿病 などです。
最終的には止めれるような体作りが必要ですが、今のままでは止めるのは難しいでしょう。
これからも同じような生活をしていたら状況は良くなりません。
成人スティル病の予防
上記で説明したように原因があるという事は予防も可能です。
1食事療法
まず大事なことは濃いものは避けましょう(塩分、糖分)。また食事の時間、量なども気を付けましょう。
どうしても仕事の都合上ご飯を食べる時間が遅い場合は、量を減らしましょう。 女性は間食には要注意です。
「毎日、すこしだから!!」ではなく、1日は最低でも空けてください。
2水分の調整
腎不全になっていない方は、水分をしっかり摂り排泄をしっかり行える環境を整える。
すでに腎不全になられている方は、水分を摂り過ぎるとむくみますので、専門医の指導をもらいながら行いましょう。
水分もなるべく水、ぬるま湯にしましょう。
3睡眠
睡眠をしっかりとりましょう。
睡眠時間は内臓を活性してくれている時間です。
また質のいい睡眠をとることにより、ストレス、疲労が取り除けます。
決まった時間、に寝る、起きることを心がけましょう。
4運動
運動と言っても体力トレーニングではなく、代謝をよくし、ストレス解消のために行ってください。
なるべく朝太陽の光を浴びながら15分程度でいいですので散歩しましょう。
もし時間があるならストレッチを行うのもいいでしょう。
腹式呼吸も行うと血液中の栄養(酸素)が増え、また腹式呼吸により横隔膜が柔軟になるため内臓が引き上げられます。
5体の冷え
体の冷えは代謝の悪さ、内臓の冷えになっていきます。
腹巻をしたり、ネックウォーマーをしたりして冷やさないようにしましょう。
またお風呂もしっかりつかり(夏場でもつかりましょう)使った後は早めに寝ましょう。
最後に
成人スティル病で悩まれている方はなかなか希望が見えない方が多いでしょう。
でもご自身の生活を一度見直しましょう。
改善できない部分もありますが少しずつでもいいので、治していきましょう。
もし何か疑問に思ったり、お身体について質問等があればお気軽にご連絡ください。
またこの病気はお近くの専門医にもご相談ください。