彦根市立病院 緩和ケア科部長
ホリスティックコミュニケーション
研究所主宰
医師 黒丸 尊治
さくら整体・整骨院の大塚院長は、私が教えている 「ホリスティックコミュニケーション」を学ばれ、 疲労回復整体・自律神経整体に「心の治癒力」を 引きだすコミュニケーションを取り込み、 人間が本来持っている 「自然治癒能力」のスイッチを押すような整体を されています。 大塚先生は勉強熱心で、少しでも多くの方を健康で 幸せになるよう日々精進されている先生です。 私は大塚先生を信頼しています。
更年期障害とは性成熟期~生殖不能期への移行部の50歳前後に起こる症状です。
女性の場合、閉経を迎えるころに起こりやすく、稀に20歳代・70歳代でも症状が出てしまう方もいます。
更年期障害というと、女性のイメージが強いですが、男性にも症状が出てしまう方もみえます。
日本人に多いとされているのが、肩こり・憂うつが多いとされています。
更年期障害の症状の程度は、本人の性格・精神状態・周囲の環境から違ってきます。
「更年期だから仕方がない。」と思われている方が多いですが、この症状もご自身の力で症状が改善し、生活が楽になれます。
逆に無視をし続けると大変な症状になるかもしれません!!
A.更年期の症状と言っても人それぞれ違い、なかなか更年期障害と判断しにくいです!
大きく分けると3つに分かれてきます。
・頭痛
・めまい
・不眠
・不安感
・イライラ
・憂うつ
・うつ状態
・耳鳴り
・立ちくらみなど
1)交感神経神経亢進時の症状
・イライラ
・動悸
・息切れ
・不眠
・頭痛
・立ちくらみ
・めまい
・冷え性
・肩こり、首コリ
2)副交感神経抑制時の症状
・食欲不振
・胃もたれ
・便秘、下痢
・無気力、集中力低下
・内臓の働き低下
・ムズムズ脚症候群
それぞれ症状が違い、原因・施術の仕方も変わっていきます。
A.ほとんどの人が更年期を迎えるころになると、卵巣の機能が衰え、その結果卵巣卵巣から産生されているエストロゲンの量が急激に減少されます。エストロゲンの生産量が減ると、これを感知した脳は盛んに卵胞刺激ホルモンを分泌致死卵巣からエストロゲンを産生するように促します。
しかし、卵巣には要求に応える力が残っていない為エストロゲンの減少と卵巣刺激ホルモンの増加し「ホルモン分泌のバランスの乱れ」が起こってしまいます。
・乳房や性器成熟を促す
・丸みを帯びた女性らしい体を作り出す
・子宮に働きかけて受精卵が着床できる状態を作り出す
・心を安定させる
・コレステロールを増加を抑制させる
・カルシウムの形成、吸収を調整し骨を健康に保つ
A.顔のほてり、発汗、ドキドキなど主に脳幹部が関与し、自分の意思とは逆に起こります。
自律神経は交感神経と副交感神経の2つから構成されており、ほとんど2つの神経が同時に働くことにより維持されています。
ストレスがかかるなど急な事態が発生するとまず交感神経が反応し、次に副交感神経がゆっくり元の状態に戻す役割を行います。
したがって、自律神経からみて良くないことは交感神経の更新、副交感神経の抑制状態です。これが自律神経失調症なのです。
交感神経の働きは下記のリンク先をご覧下さい!!
この中でも睡眠障害は通常昼間に交感神経が活発になり副交感神経が低下し、夜はその逆になりリラックスして眠れるようになりますが、更年期障害は夜にも交感神経が活発になったり、副交感神経が抑制されたりするので、昼間と同じ状態になり睡眠障害に至ります。
A.夜の睡眠時、昼間の座っている時などリラックスしている時に起こりやすい症状で、足がムズムズし寝不足になり倦怠感を抱え、うつ症状になる方も少なくありません。
なぜこのような症状が起こるかというと、1つは神経伝達物質のドーパミンの生成や働きに関係していると言われています。このドーパミンに欠かせないのが鉄分です。この鉄分はドーパミンの生成を補う役割をしているので、鉄分が不足するとドーパミンの生成量が減り神経伝達に障害が生じムズムズ脚症候群が起こってしまうのです。
更年期時と潜在性鉄欠乏症が重なるとさらに鉄分が少なくなります。
視覚神経症状としては手足のシビレや虫が這う感じ、運動神経症状としては肩こりや腰痛です。
色々な予防法がありますが、主に自律神経が整うような予防法をしていくと良いでしょう。
一番やってはいけないことは対処療法(薬、シップなど)です。どうしても症状がきつい方は良いですが、頼っていると良くなるどころか、症状が悪化したり、副作用に悩まされます。
僕がお伝えする方法は効果が出るのに時間がかかったり、めんどくさいことがあります。でも自律神経は今まで長い時間かけて乱れてきたのだから、予防法も時間をかけ再発を防いでいきましょう。
特に気を付けることは、食事の時間・食事の質・食事の量です。
食事の時間帯なるべく決めた時間また夜遅くになりそうな方は量に気を付けましょう。
ホルモンの調整ができるような食事(大豆食品など)をとりましょう。
適度な運動をしましょう。ウォーキングも15分くらいでいいです。体力をつけることが目的では無いので、気軽にしましょう。
またストレッチ・ヨガなども良いでしょう!!