40肩・50肩と肩こりの違い
2018年03月05日
五十肩
四十肩
四十肩・五十肩は40代、50代の多くの人に発症します。 四十肩・五十肩になってしまうときには、 それを誘発する要因と引き金となる動作が重なった時に生じやすくなります。 肩が痛かったり、肩を上げられなかったりするのは、とても辛いですよね。
そもそも、四十肩・五十肩とは?
「四十肩・五十肩」は、腕を上げると肩が痛くなったり肩を回せなくなったりして、 腕が自由にならなくなり、激しい痛みが肩を襲ってきたりします。 医学的には「肩関節周囲炎」という炎症疾患にあたります。 昔は好発年齢が50代だったので「五十肩」と言われていましたが、四十肩と五十肩の違いは特にありません。 40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と呼ばれ、 比較的男女関係なく発症することが多いです。
「肩こり」と「四十肩・五十肩」の違いって?
肩こり:首~肩の筋肉の血行不良や筋肉疲労、若しくは姿勢不良。
四十肩・五十肩:肩関節や関節周囲の組織(靱帯・筋・腱・関節包など)の 炎症や拘縮(関節の動きが悪くなる状態) また関節に痛みがある場合、四十肩・五十肩ではなく以下の事も考えられられます。
・上腕二頭筋長頭腱炎
上腕二頭筋が炎症して起こる。腕を上げたりまわしたりすると痛む。夜も痛みを感じる。
・石灰沈着性腱板炎(石灰性腱炎)
腱板内に石灰(リン酸カルシウム結晶)がついて炎症を起こす。 強い痛みがあり、関節を動かすことができなくなる
・肩腱板断裂
肩の打撲、捻挫などの外傷や腱板の老化が原因となって起こる。 手を挙げると痛みが強まり、力が入らない、異常な音がする
どのような人が四十肩・五十肩になりやすいの?
普段から猫背の人は重心が前のめりになりがちの方。そのような方は体の歪みが生じやすいため、 四十肩・五十肩のリスクが高まります。 猫背になりやすい人は普段から正しい姿勢を意識しましょう。 また生活習慣が不規則で睡眠時間、寝不足、偏った食事、血行不良を招くストレスな生活習慣も同じく、 四十肩・五十肩になりやすいと言われています。